事業ごみ回収業者の選び方は?ポイントを解説
事業ごみ回収業者を適切に選ぶ重要性
事業活動で発生するごみは、家庭ごみとは異なり、法律に基づいた方法で処理する必要があります。 そのため、廃棄物の回収や処理を依頼する際は、適切な許可を持つ業者を選ぶことが重要です。
不適切な業者に依頼した場合、法令違反につながる可能性があり、依頼した事業者側にも責任が及ぶことがあります。 そのため、ごみの種類や事業所の所在地などを考慮しながら、信頼できる回収業者を選ぶことが大切です。
事業ごみ回収業者を選ぶ際のポイント
取り扱い品目を確認する
事業ごみには大きく分けて「一般廃棄物」と「産業廃棄物」があり、それぞれ処理できる業者が異なります。 そのため、排出するごみの種類に対応できる業者かどうかを事前に確認する必要があります。
- 一般廃棄物:オフィスから出る紙ごみ、飲食店の食品廃棄物など
- 産業廃棄物:建設廃材、廃油、金属くずなど
業者によって取り扱う廃棄物の種類が異なるため、自社から出るごみを適切に処理できる業者かどうかを確認しておきましょう。
対応エリアを確認する
廃棄物の収集・運搬には、自治体ごとに許可制度があります。 そのため、回収業者は許可を受けた自治体のエリア内でのみ収集・運搬を行うことができます。
事業所が複数の地域にある場合は、それぞれの地域で許可を取得している業者かどうかを確認することが重要です。
許可の有無を確認する
廃棄物処理を依頼する際には、業者が必要な許可を取得しているかを確認することが重要です。 無許可の業者に依頼した場合、不法投棄や不適正処理につながる可能性があり、依頼した事業者も責任を問われることがあります。
確認しておきたい主な許可の例は次のとおりです。
- 一般廃棄物収集運搬業許可(自治体ごとに必要)
- 産業廃棄物収集運搬業許可
- 産業廃棄物処分業許可(中間処理や最終処分を行う場合)
参考: 環境省 廃棄物処理法の概要
見積もりと契約内容を確認する
回収料金や契約条件は業者によって異なるため、複数の業者から見積もりを取って比較することが望ましいとされています。
契約前には、以下のようなポイントも確認しておくと安心です。
- 料金体系(定期回収かスポット回収か)
- 処理方法(リサイクル対応の有無など)
- マニフェストの発行(産業廃棄物の場合)
適切な業者を選ばなかった場合のリスク
法令違反につながる可能性
廃棄物処理のルールでは、事業者が排出した廃棄物については、排出した事業者にも管理責任があるとされています。 この考え方は排出事業者責任と呼ばれています。
そのため、無許可業者に依頼した場合などは、依頼した事業者も法的責任を問われる可能性があります。
不法投棄のリスク
不適切な業者に依頼した場合、廃棄物が適正に処理されず、不法投棄などの問題につながる可能性があります。 こうしたトラブルは、企業の社会的信用を損なう原因にもなります。
追加費用が発生する可能性
不適正処理が発覚した場合、改めて適正な処理を行う必要が生じ、追加費用が発生する場合があります。 そのため、最初の段階で信頼できる業者を選ぶことが重要です。
まとめ
事業ごみ回収業者を選ぶ際は、次のポイントを確認することが重要です。
- 取り扱い品目が自社の排出ごみに対応しているか
- 必要な許可を取得している業者か
- 料金や契約内容が明確であるか
適正な業者と契約することで、法令を守った廃棄物処理を行うことができ、企業の信頼性を守ることにもつながります。

