学校・大学・政府系機関での事業ごみの捨て方

学校・大学、政府系機関では、多くの人が利用するため、大量のごみが発生します。
これらを適切に分別し、正しく処理することは、環境保護や衛生管理の面から非常に重要です。
特に教育機関や公共施設では、リサイクルや環境負荷軽減の取り組みが求められるため、適正な廃棄が必須となります。

ごみの分別ルールを確認する

施設の種類によって、発生するごみの種類や処理方法が異なります。
自治体や施設の管理規則に従って、適切に分別しましょう。

燃えるごみ（可燃ごみ）

• 紙くず（授業資料、コピー用紙、プリント類）
• 食品残渣（学食・職員食堂の食べ残し）
• ティッシュ、使い捨て紙製品
• 使用済みの筆記用具（鉛筆、消しゴムなど）

燃えないごみ（不燃ごみ）

• ガラス製品（試験管、ビーカーなど）
• 金属類（クリップ、ホチキス、文房具）
• プラスチック製品（ファイル、定規、教材パーツ）

資源ごみ

• 古紙（テスト用紙、ノート、新聞）
• ペットボトル・缶・瓶（学食や自販機で発生）
• 段ボール（教材や備品の包装）
• 電子機器（廃棄パソコン、プリンター）

粗大ごみ

• 壊れた机・椅子、ホワイトボード
• 使用済みのコピー機やプロジェクター
• 廃棄処分が必要な研究機器

ごみの適切な処理方法

燃えるごみ（可燃ごみ）

1. 一般廃棄物収集運搬業者に回収委託
教育機関や政府系施設は、自治体の許可を受けた業者に回収を依頼できます。大規模施設では、定期回収契約を結ぶケースが多いです。

2. 自ら処理施設へ持ち込む
大学や研究機関では、大量の紙くずや実験廃棄物が出るため、自治体指定の処理施設への持ち込みも検討しましょう。

燃えないごみ（不燃ごみ）

• 実験室や理科室で発生するガラス・金属類は、産業廃棄物に該当する場合があるため、専門業者に依頼。
• 文房具類や壊れた備品も、適切に分別し回収業者に依頼。

資源ごみのリサイクル

古紙・段ボール

• 書類は種類ごとに分類し、リサイクル業者に依頼。
• 個人情報を含む書類は、シュレッダー処理後に専門業者へ。

ペットボトル・缶・瓶

• 分別回収箱を設置し、清掃業者や自治体の回収制度を利用。

電子機器の廃棄

• パソコンや電子機器は、リサイクル法に基づき専門業者へ依頼。
• 大学や政府機関では、資産管理があるため、廃棄時の手続きが必要。

粗大ごみの処理

• 机や椅子、備品は、資源回収業者へ依頼。
• 研究機器は、廃棄ルールを確認し、安全に処理。
• 一部自治体では、学校・公的機関向けの回収サービスを実施。

法令遵守と適切な処理の重要性

学校・大学・政府系機関では、環境対策の一環として、適切な廃棄物処理が求められます。
不法投棄や誤った処分を避けるため、許可業者との契約を徹底しましょう。
また、教育機関では環境教育の観点から、学生や教職員にごみの分別意識を高める取り組みが重要です。
適切な処理を行い、持続可能な環境づくりに貢献しましょう。